縮果症
皆さんこんにちは!
加温栽培のぶどうたちは、現在「硬核期」と呼ばれる時期に入っています。
このタイミングで現れてくるのが、毎度お馴染みの縮果症です。
桃太郎ぶどうを栽培するにあたって避けては通れない病気(生理障害)のひとつです。
加温栽培のものにより多くみられ、毎年非常に苦しめられています。
酷いものでは房の大半をカットしなければならないことも…
こうなると今までの努力が水の泡になってしまいます。
最悪ですね。
縮果症は、はっきりとした原因も分かっていないため、加温栽培で発症させない事はほぼ不可能だと思います。
同じビニールハウスでシャインマスカットも栽培しているのですが縮果症は殆ど見られません。
桃太郎ぶどうの加温栽培は本当に難易度が高い。
もう少しどうにかならないものか…
それでは!
48人
皆さんこんにちは!
今回は加温栽培に使用しているボイラーの燃料タンクをお見せしようと思います。
人と比較するとこのような感じです。
かなり大きなことがお分かりいただけると思います。
2月など寒さの厳しい時期はこの大きなタンクが2週間ほどで空になってしまいます。
因みに今年は4回給油をお願いしています。
一回の給油で諭吉さんが12人ほどいなくなりますので12人×4回=48人
48人…
48まんえ…
毎年の事ではありますが高い(笑)
以前は現在よりも早い時期から加温していたため、更に費用がかかっていました。
当然メリットもあるのですが、怖すぎます(笑)
それでは!
ぶどうアレルギー
皆さんこんにちは!
なんと彼はぶどうアレルギーです。
そのためハウス内でもマスクが欠かせません!
ぶどうを栽培しているのに。
しているからかも知れませんが…
ぶどうの花粉に触れると赤く腫れ上がり、かなり酷い状態に…
ぶどうの花粉に対してアレルギーを起こしているとは考えもしなかったので驚きました。
対策をとっていても完全に防ぐ事は出来ませんので本人は苦労しているようです。
首の周りなどが赤く腫れているのを時々見かけます。
痛そう。
何か良い方法があれば助かるのですが…
難しいですね…
それでは!
ぶどうに虫のたまご?
皆さんこんにちは!
何これ?虫のたまご?
大切なぶどうに……
初めてこの透明なつぶつぶを見たときはそう思いました。
実はつぶつぶの正体は「真珠腺」と呼ばれるものでぶどう自身が出している分泌物です。
虫のたまごではありません!
これが本当に虫のたまごであればぶどうを食べる気が無くなりますよね(笑)
真珠腺は元気な樹に出やすいと言われていて、基本的には悪いものではないです。
改めて眺めてみても、やはり虫のたまごに見えてしまいますね。(笑)
それでは!
何者かの視線
皆さんこんにちは!
誰かいる…
作業していると誰かに見られているような視線を感じ、辺りを見回しました。
もしかしてファン?
そういえば私たちにそんなものは居ませんでした(笑)
すると…
アマガエル。
正体はコイツでした。
カエルがぶどうの樹に登っているのを見ることは殆どないので少しビックリしました。
私はカエルが苦手なのですが、アマガエルは小さいのでギリギリ許せます(笑)
大きなカエルは…無理ですね…
子供の頃、近所の川で魚を捕まえようとして網を入れると魚ではなく大きなカエルが飛び出してきて追いかけられた記憶があります(笑)
カエルにそんなつもりはないのでしょうが…
あれは怖かった(笑)
それでは!
新芽の成長
皆さんこんにちは!
新芽たちが順調に成長し、ここまで立派になりました!
現在は誘引を行っています。
誘引は枝を横に倒していく作業です。
とても重要な作業ですので丁寧さが求められます。
ただ、多くが同じようなタイミングで成長するため、スピードも求められます。
ひとつ作業が遅れると、当然その後の作業も遅れますから取り返しのつかない事になる可能性も…
成長のタイミングに合わせて適切に作業しなければ収穫まで辿りつけません。
ぶどうは待ってくれませんからね(笑)
それでは!
年齢を重ねると
皆さんこんにちは!
肩や腰が痛い。そんな事はありませんか(笑)
人間は年齢を重ねると体の色々な所に不調が出てきますが、実はぶどうの樹も同じなのです。
例えばこれです。
芽が全く出ていません。
不調ですね(笑)
芽が出ないという事は当然ですが、ぶどうを収穫する事ができません。
これでは困りますので対策をとります。
それがこちら!
細い枝。
これを使って、新たな幹をつくります。
前年の枝をあえて長く残し、芽の出ていない所に沿わせ固定しておきます。
たったこれだけ!
そうすると、やがてこの細い枝が太い幹へと成長し、そこから新たな芽を出してくれるのです。
とはいえ、これはあくまでも応急処置のようなものです。樹そのものに元気がない事に変わりはありませんからね。
房をならせてくれたとしても、粒が大きくならなかったり、糖度が上がらなかったり、ハリがなかったりと色々な問題が起こってきます。
なかなか大変です。
応急処置で誤魔化していける内は良いのですが、そうでなくなると樹の植え替えを考える必要がでてきます。
20年近く(長いものはそれ以上)も頑張ってくれていた訳ですから、伐採する時はやはり心苦しさを感じます。
しかし、品質を維持する為にはどうしても避けられないのです。
私たちの勝手な都合ですが…
もしも、ぶどうに喋る力があるとしたら「勝手な事を言うな」と言われるかも知れませんね。
それでは!