年齢を重ねると

皆さんこんにちは!

 

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肩や腰が痛い。そんな事はありませんか(笑)

 

人間は年齢を重ねると体の色々な所に不調が出てきますが、実はぶどうの樹も同じなのです。

 

例えばこれです。

 

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芽が全く出ていません。

 

不調ですね(笑)

 

芽が出ないという事は当然ですが、ぶどうを収穫する事ができません。

 

これでは困りますので対策をとります。

 

それがこちら!

 

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細い枝。

 

これを使って、新たな幹をつくります。

 

前年の枝をあえて長く残し、芽の出ていない所に沿わせ固定しておきます。

 

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たったこれだけ!

 

そうすると、やがてこの細い枝が太い幹へと成長し、そこから新たな芽を出してくれるのです。

 

とはいえ、これはあくまでも応急処置のようなものです。樹そのものに元気がない事に変わりはありませんからね。

 

房をならせてくれたとしても、粒が大きくならなかったり、糖度が上がらなかったり、ハリがなかったりと色々な問題が起こってきます。

 

なかなか大変です。

 

応急処置で誤魔化していける内は良いのですが、そうでなくなると樹の植え替えを考える必要がでてきます。

 

20年近く(長いものはそれ以上)も頑張ってくれていた訳ですから、伐採する時はやはり心苦しさを感じます。

 

しかし、品質を維持する為にはどうしても避けられないのです。

 

私たちの勝手な都合ですが…

 

もしも、ぶどうに喋る力があるとしたら「勝手な事を言うな」と言われるかも知れませんね。

 

それでは!