ぶどうの散水と縮果症

皆さんこんにちは!

 

これはぶどうの散水の様子です。

 

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ぶどうの散水は意外と奥が深いです。

 

季節やぶどうの成長具合よって散水の量や頻度を調整しています。常に同じ様に散水していては決して上手く育ちません。

 

現在ですと硬核期と呼ばれる時期に差し掛かっている為、1回当たりの散水量を減らし、反対に頻度は増やしてあります。

 

この時期に水分バランスが崩れると「縮果症」と呼ばれる病気を発症してしまいます。縮果症は病原菌によるものではなく、生理障害だと言われています。これを引き起こしてしまうと、外観を著しく損ね桃太郎ぶどうと呼べるものでは無くなってしまいます。

 

これが縮果症です。

 

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酷いものは食べる事も出来なくなってしまいます。

 

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1回当たりの散水量を減らす事により、ぶどうに水を吸収させ過ぎない様にして水分バランスを保ちます。散水量を減らすだけだと、当然水分が不足しますのでその分頻度を増やし対応しているという訳です。

 

ただ、縮果症の正確な原因は解明されていない為、完全に防ぐ事は出来ません。

 

散水だけでなく、樹勢の強さや、天候など他にも多くの要素が絡み合い縮果症は起こると思われます。

 

悔しいですが出来るだけの事をして後は祈るのみです。

 

今年はあまり出ません様に(笑)

 

それでは!